スーツケース2個とリュックを抱えての、朝イチのフライト。今回、初めて空港まで送迎のハイヤーを予約してみました。もちろん当日の朝に思い立ったわけではなく、出発の数日前に予約を済ませておく形です。
電車で行くとなると、重い荷物を引きずって改札を抜けて、階段を上り下りして、混雑した車内に立って——というのが頭をよぎるわけです。バスも悪くはないですが、乗り場まで歩いて、荷物を積んで、渋滞があったりして。そのへんの「移動のしんどさ」を考えると、事前に決めてしまえるならその方が楽だと思ったのがきっかけです。
決めてしまうと、気が楽だった
玄関から乗って、空港で降りるだけ。それだけなんですが、これが思いのほか快適でした。
荷物は乗るときにドライバーさんが積んでくれます。車内に乗り込めば、あとはもうやることがない。リクライニングをちょっと倒して、ぼーっとしていたら空港に着いていました。
妻は初めて使ったとき、にこりとしていました。特に何も言いませんでしたが、以来、家族旅行では迷わず使うようになっています。
「決めてしまうと、気が楽」というのは本当で、出発当日の朝から余計なことを考えなくていいというのは、地味に大きい。旅の疲れって、空港に着く前から始まっていたりするので。
使っているサービス:VIPハイヤー・GO・Sride
いくつかのサービスを使い分けています。
メインで使っているのはVIPハイヤーです。車はアルファードが基本で、リクライニングがしっかり倒れます。後部座席で寝ていけるレベルの快適さがあります。「自宅からビジネスクラス気分」というのはちょっと言いすぎかもしれませんが、体感としてはそれに近い。
料金感としては、羽田〜自宅で約1万円、成田〜自宅で約3万円ほどです(距離・エリアによって変わります)。
タクシーアプリとして普段使いしているのはGOとSrideです。ハイヤー指定ができる場合もありますし、通常のタクシーとの使い分けで活用しています。アプリで事前予約できて、料金が確定しているというのが安心感につながっています。深夜早朝でも「本当に来るのかな」という心配がないのが助かります。
フライトと送迎をセットで考えると、トータルが変わる
少し余談ですが、どの空港を使うかという選択と送迎のコストは、セットで考えると面白いことがあります。
たとえばハワイ便の場合、成田発の方が羽田発より運賃が安くなる傾向があります(時期・航空会社によります)。成田まで電車で行くとなるとそれなりに大変ですが、送迎ハイヤーを使うと決めてしまえば、フライト代の差額と送迎料金を合わせてトータルで考えることができます。ケースによっては、成田+送迎の方がコストが最適化できることもありそうです。
あと個人的には、成田の免税店が好きというのもあります。品揃えが羽田より充実していて、出発前にぶらぶらするのが楽しい。
「どっちの空港を使うか」という判断に、送迎コストという軸を加えてみると、選択肢が広がる感じがあります。
荷物が多い旅には、特に効く
電車でもバスでも行けます。コストパフォーマンスで言えばそちらの方がいい。それはそうなんです。
ただ、スーツケース2個以上になると、話が変わってきます。エスカレーターが使えない場面、ホームの混雑、乗り換えのたびに荷物を引きずる動作——そういう積み重ねが、出発前から体力と気力を削っていきます。
送迎ハイヤーは、その部分をまるごと引き受けてくれます。玄関から空港のチェックインカウンター付近まで、基本的に自分で荷物を動かすシーンがほぼない。これは家族連れや荷物が多い旅において、かなり体感差があります。
1万円や3万円という金額を「タクシー代として」見ると高く感じますが、「移動のしんどさを消す費用」として見ると、フライト代の一部みたいな感覚で考えられるようになりました。
おわりに:少しだけ奮発すると、旅のトーンが変わる
旅の満足度というのは、ホテルや観光地だけで決まるわけではないな、と思います。
空港に着くまでの時間が快適だと、チェックインカウンターに向かうときの気分が少し違う。疲れていないし、イライラもしていない。旅のトーンが最初から整っている感じがあります。
飛行機をビジネスクラスにアップグレードするのは簡単ではありませんが、自宅から空港までの移動をアップグレードするのは、少しの奮発でできます。その「少しだけ」が、意外と効くというのが正直なところです。

